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[2021/11/24] 新田 宗一朗(クロスポイント吉祥寺)インタビュー(2021年12月5日興行「Resistance-4」)

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INNOVATIONスーパーフェザー級王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦 3分3回戦(延長1R)
翔貴(岡山ジム/INNOVATIONスーパーフェザー級4位)
新田 宗一朗(クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級5位)

THE INTERVIEW ~新田 宗一朗(クロスポイント吉祥寺)~

――前戦となった10月29日の『KNOCK OUT』では力也選手に判定負けを喫し8戦目で初敗北。今回早くも再起戦を迎えることになりました。まず、力也戦での敗因を教えて下さい。

「今回の12月の試合がすでに決まっていてINNOVATIONスーパーフェザー級王座次期挑戦者決定トーナメントの決勝戦ということでそっちの方を気持ち的にも重視していたこともあり、足元を救われましたね。気持ちのどこかで“俺だったら余裕で行ける”という油断もあり、そういう甘さが試合にも出て負けたんだと思います」

――それまで7勝(3KO)3分と無敗記録だったことで負けられないプレッシャーはありました?

「周りからも勝って当たり前という期待も感じていたのでプレッシャーもあり、負けたことでやっと肩の荷が降りました。次負けたらもう先がないという気持ちでもいるのですが、それはそれでプレッシャーですね(笑)。初めて負けて結構凹んだのですが、次の決勝戦で勝ってベルトも獲って、また力也選手にリベンジする気持ちに切り替えています」

――前回の敗戦を踏まえて次の試合に向けて練習ではどういうことを強化していますか?

「恥ずかしながら今までスタミナがなかったので、走ったり、ジム練習を増やしてスタミナ強化をしています」

――次が12戦目でありながら、スタミナ面で不安と気づくのは遅くないですか(笑)。

「あはは。スタミナが自分にはないのは前から気付いていたのですが、スタミナが付いてきたと余裕を持って試合に臨んだら、力也選手に首相撲で攻められて一気にスタミナが削られてしまい、どんなことにも対応できるスタミナがあれば万全だなと思いました」

――これまでスタミナ面を強化しなかったのは、自身のセンスの良さでカバーしようと思った部分もありますか?

「走ったりしなかったわけではないのですが……。練習でのミット打ちだと3分5R普通に動けていても、試合になると緊張して1Rで疲れてしまうことが多く、これから試合経験を積んで緊張をなくせるようにしていこうと思います」

――スタミナ面で不安なところは何だか栗秋祥梧選手と同じ匂いを感じます(笑)。

「そうですね。祥梧さんと結構一緒に行動することが多く、悪いところが似てしまったのかも(笑)。(小笠原)瑛作さんともよく走ったり一緒に練習するのですが、それ以外の部分でも瑛作さんは一人でも黙々とやられているのでそういうところで差が出ているのかもしれません」

――今回はもう不安要素はなく試合に臨めそうですか?

「緊張することもなく臨める試合になりそうなので、全然行けると思います」

――対戦相手の翔貴選手の印象を教えて下さい。

「翔貴選手とは一回やっていて(2021年5月9日、ドロー)、またいつかやるのかなと。今回トーナメント決勝戦という、いいタイミングで再戦することになりました。お互いに手の内は分かっているので楽しめる試合ができると思います」

――前回対戦してどういう印象がありますか?

「キャリアのある選手らしく、最後のラウンドの盛り返しがうまい選手だと思いました。1Rは自分が取ったラウンドでしたがスタミナがどんどん落ちていく中で、向こうは気持ちで最後まで戦っていたのでそこでポイントを取られてしまい、引き分けになりました。そういう上手さがあるので、次の試合では最初のラウンドで倒せるチャンスがあれば狙っていきたいと思います。やはり最後のラウンドまで戦うとなるとしんどいですからね(笑)」

――前回とは違う試合内容、結果になる自信は?

「今回はドロー判定がなく、はっきり白黒付けられるので完全決着したいと思います。これで勝てば、次はタイトルマッチになるので楽しみです」

――現王者・櫻井健選手についてはどのような印象がありますか?

「今他団体に出て負けが続いていることぐらいしか、分かりせん。知っている選手の試合は見ますが、それ以外の選手は対戦することが決まってからでないと映像は見ません」

――今年最後の試合に勝って来年はどういう1年にしたいですか?

「今回タイトルを獲るか獲らないかで来年は全然違ったものになると思います。次で今年は5試合目なので、来年も5~6試合はコンスタントに試合がしたいですね。もう負けたくないのでいっぱい試合をしていっぱい勝つことだけを目指します」

新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)
Arata Soichiro
96.4.2生/沖縄県西原町出身
25歳/179㎝/オーソドックス
11戦7勝(3KO) 1敗3分