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[2018/11/16] “THE CYCLONE”宮元啓介インタビュー(2018年12月8日興行出場)

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第10試合 トリプルメインイベント3 スペシャルワンマッチ 57.5kg契約 3分5R
宮元 啓介(橋本道場/元WPMF世界スーパーバンタム級王者)
“闘ふ神主”櫻木 崇浩(武勇会/INNOVATIONフェザー級1位・前王者)
 
“THE CYCLONE”宮元啓介インタビュー
 
取材・文:JAPAN KICKBOXING INNOVATION広報部

——久々にホームであるJAPAN KICKBOXING INNOVATION興行のメインに帰ってきました。

熱い試合、しますよ!

——前回の試合は、今年(2018年)10月8日、元WPMF世界スーパーバンタム級王者のダウサコン・モータッサナイ戦でした。

なんとか勝ちましたけど納得いく内容ではなかったですね。

——理想が高い?

今年は、今のところ4戦1勝1敗2分のドローばっかでパッとしないんで、ここで流れを変えないと。

——スランプ?

強くなっている自覚はあります。だからこそ、強いダウサコンにも勝つことはできた。けど、反省点は山盛りです。

——まだ25歳ながら2010年プロデビューでベテランの域ともいえる宮元選手がまだ成長途中?

ですね。

——どういったところが変わっていますか?

ダウサコン戦に限って言えば、3回戦だったので1ラウンドからガンガンいくようにしました。自分は、相手の動きをじっくり見るスロースターターで、ともすると狙ってお見合いばかりになってしまうことがありますが、この試合は、思った以上に攻めれたかなと。ダウサコンは、晴翔(後輩の安本晴翔)が引き分けてますから、先輩としてドローじゃすまないって意地もあったかも。

——そして、強くなってる自覚がある?

師範(師である橋本道場会長の橋本敏彦)と取り組んできたフィジカルトレーニングの成果がまだ出始めだけど、確実にパワーがついて倒す力がアップしています。

——そんな宮元選手、最近は、KNOCK OUTでの活躍が目立ちますが、ライバルである小笠原瑛作選手を名勝負の末、完全KOした江幡塁選手との一戦(2017年12月10日)は、マジョリティデシジョン(判定2-0)の惜敗ながら、得意の三日月蹴りも冴えて、見方によっては勝っていてもおかしくないように思えました。

ジャッジの支持をしっかりいただけなかったのですから自分がダメなんですけど、塁選手とは「もう一回やれば勝てる」感覚がハッキリとあります。最初に手を合わせた1ラウンド目から「イケるな」という手応えがありましたし、そこから強くなっている自信もあるので。

——KNOCK OUT(正確には、その前身の「NO KICK NO LIFE」)では、今を時めく“神童”那須川天心選手との対戦経験(2016年3月12日、2ラウンドKO負け)もありますが、彼との再戦希望は?

もちろん、ゆくゆくはリベンジしたいです!

——そんな日本キックボクシング界のトップグループをもう5年以上走り続けてきた宮元選手ですが、キャリアを振り返っていただくと現時点でのベストバウトはどの試合?

日下部竜也戦(2012年9月22日、WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座を奪取)とチューチャイ・ゲーオサムリット戦(2016年10月9日、KO勝利でWPMF世界スーパーバンタム級王座を戴冠)ですかね。日下部戦は、とにかくずっとバチバチにいけました。チューチャイは、最初に蹴りと肘をもらって「なんだコイツ?」って驚いて、それでいて三日月蹴りが直撃してもニヤついてて「こんな化物いるのか?」ってビビりましたけど、三日月に賭けるしかないって信じ抜いたら、ああいう結果(大逆転の2ラウンドKO勝ち)になりました。

——これまでやってきて強いと感じた選手は?

タイ人ならチューチャイとカンティポン(2012年12月9日、3ラウンドTKO負けしたカンティポン・ソー・デェダムロン)がヤバかったですね。小笠原瑛作選手は、スピードもパワーも凄くてやりにくかったです。

——那須川天心選手は?

強さを感じる前に倒されてしまってよくわかんないんですよ(笑)。タイミングが凄かったかな。

——なるほど。ここで、閑話休題。映画大好き宮元選手の「おすすめムービーコーナー」です。

そんなのあるんですね(笑)。

——最近のおすすめは?

んー、ジャンルで好きなホラーなら「ホステル(2005年/アメリカ)」ですが、つい最近だとラブストーリーの「きみに読む物語(2004年/アメリカ)で。寝る前に映画を観ながらってパターンが好きで、もう20回以上観てるんですが、何度観ても大号泣してしまって、朝起きたら目が浮腫みまくってて、奥さんから「どうしたの?」って驚かれました(笑)。

——話は戻りまして、次の試合、55kg前後の試合がほとんどの宮元選手がフェザー級(57.15kg)オーバーの57.5kg契約で前INNOVATONフェザー級王者、“闘ふ神主”櫻木崇浩戦でメインを張ります。パワーが増したとのことなので階級も上がる具合ですか?

いや、今もベストは55kgです。これより重い契約体重で試合をしたことは何度かありますが、まー、不安はないです。

——現役神主の名物ファイター、櫻木選手の印象は?

気持ちが強いなぁ……くらい?

——警戒すべき点は、それだけ?

去年、晴翔とやった時(2017年12月17日、安本の判定3-0勝ち)、セコンドについて近くで見てますからね。けど、あんま覚えてないなぁ。あー、身体はバキバキで強そうですねー。

——あまり眼中にない?

いや、油断はまったくないです。これは、いつ誰が相手でも同じ気持ちです。相手をナメていい試合なんてできません。ただ、120パーセントの力を出してレベルの違いを見せつけた上で圧勝します!

——圧勝はKO?

そこにはこだわりあります!

——「空を切り裂くサイクロン」と呼ばれるウルトラC級の大技キックを狙うとか?

大技は、狙いはしません。

——普通にKO?

いや、大技って狙うと当たらないんで、流れでフッと出すので、それで決まることもあるかもなくらいで。ただKOはします!

——その決まり手は?

やっぱ、蹴りですね。ハイ、ミドル、ロー、回転系……キックなら何でも必殺です!

——メインイベンターらしく?

うーん、「メインだから面白い試合しなきゃ」ってのはないんですよ。いつ、どこで、誰とやろうと、ガンガンいっていい試合をする。それだけです!

——それはそれで流石です。

今年3月に子供が生まれて、家族もできたので、そろそろいいところ見せなきゃなって。まー、任せてください!

“THE CYCLONE”宮元啓介のプロフィール
 
リングネーム:宮元 啓介
フリガナ:ミヤモト ケイスケ
所属:橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION
生年月日:1992年12月16日(25歳)
出身地:埼玉県入間市
身長:168cm
戦型:オーソドックス
デビュー年月日:2010年1月31日
戦績:47戦28勝(11KO)12敗7分
ステータス:元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元WBCムエタイインターナショナルスーパーバンタム級王者、元WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者、2010年MA日本バンタム級新人王、2009年K-1甲子園関東地区Bブロック優勝
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Twitter:https://twitter.com/kick_keikumn
  
興行情報はコチラ:https://kick-innovation.com/event_detail.php?id=101